先日、バイオリンの音を録音するために入手したSHURE PGA181とAKG P220ですが、どちらも似たような価格帯で入手でき、かつ国外の有名メーカーということで、コンデンサーマイクを初めて買ったりする時に比較することもあるのかなと思います。

ということで、どのように音が違うのかを比較してみましょう。

音質の違い

音質の違いについては、文章で書くのが非常に困難ですので、動画を作ってみました。まずはご覧ください。

ざっくり言うと、正確な音を拾いたい場合はSHURE PGA181、暖かみのある音を拾いたい場合はAKG P220が良さそうです。

【参考】動画音声の録音風景

マイクはこのような配置にしました。これで左チャンネルにSHURE PGA181、右チャンネルにAKG P220になるようにリニアPCMレコーダーに接続しました。

スペックの比較

SHURE PGA181AKG P220
形式コンデンサー型コンデンサー型
指向特性カーディオイドカーディオイド
周波数特性50Hz~20kHz20Hz~20kHz
開回路感度-38 dB V/Pa-34dB re 1V/Pa
最大音圧レベル138dB SPL135 dB SPL
等価雑音レベル非公開16dB SPL
パッドなし0/20dB
ローカットフィルターなしFlat/300Hz
インピーダンス120 Ω200Ω
質量383g516g
価格11,000円~13,000円~

機能面では、SHURE PGA181は特にスイッチ等はなくXLRケーブルを差すだけで使えるのに対し、AKG P220はローカットフィルターと大音量を20dB下げるパッドの機能が付いています。特に、ローカットフィルターは300Hz以下の雑音を抑えることができる上、バイオリンの出す周波数域(196Hz〜)にはあまり影響は出ないので、個人的にはありがたい機能です。一方で質量はというと、SHURE PGA181の方が軽い点が評価できます。

付属品

SHURE PGA181はマイクホルダー、ポーチが標準(PGA181-LC)で付いてきて、標準セットに加え、さらにXLRケーブル付きのもの(PGA181-XLR)があります。XLRケーブルを持っていない人は後者の型番(PGA181-XLR)を買いましょう。

AKG P220はショックマウントとハードケースが付属しています。この価格帯で専用ハードケースはうれしいですね。

メーカーの特色

SHUREはアメリカで1925年に創立された会社で、もともとはラジオ無線機器を作っていましたが、世界恐慌時にマイクロフォンに軸足を移し大成した会社です。現在では「業界標準」の地位を不動のものとしています。ただ、あまりにも有名なメーカーであって、贋物が多く出回っているのが現状で、購入時は注意が必要です。

AKGはオーストリア・ウィーンに1947年に創立した会社です。ヨーロッパにおいては高い知名度とシェアを持っており、その音質には根強いファンが存在しています。私自身も、ヘッドフォンを長く愛用しているメーカーです。

総合評価

個人的な好みでは音質の面からAKG P220の方が好きですが、どちらのマイクもエントリー機種に位置づけられることもあってか、そこまで大きな違いはありません。もし迷うなら安いSHURE PGA181を選択しても良いと思います。

レコーディングに使うならAKG P220の方が、暖かみのある音になりますので、重宝するかなと思います。ローカットフィルターで雑音を予め排除できるのも大きいです。加えてバンド系の大音量を録音する可能性があるなら、パッドがあるAKG P220一択になるかなと。

いずれにせよ、どちらもこの価格帯においては、いいマイクであることは確かなので、どちらを買っても失敗はしないのではないかと思います。

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