今回はピラストロ・シュバルツ、ベルナルデル、ミラン・ダーク、ピラストロ・ゴールド、そしてオリーブの5種類について、語ってみたいと思います。

バイオリンを弾くことに欠かせないのが、松脂です。これがなければ、弓の馬毛と弦の間に摩擦が起きず、音が全くと言ってもいいほど出ません。音を出すうえである意味一番大事なのが松脂ですが、あまり重要視されていないような気がします。確かに音色面では弦の銘柄を変えるほどの効果はありませんが、弾き心地には影響がけっこうあります。ギター言うとピックを変えることに似ていますね。ということで今回は今までに使ったことのある松脂のレビューです。

ピラストロ・シュバルツ

「シュバルツ」とはドイツ語で「黒」です。その名の通り、真っ黒い松脂です。

この松脂は、粒子が大きく、引っかかりを重視している松脂で、大きい音を出すことには向いていますが、音色はあまり重要視されていません。このことからわかるように、バイオリンを始めたばかりの人や、音量を重視する方に人気があります。

ちなみに、二胡を弾く人の間でも人気があります。

私が最初に使っていたのはこの松脂で、最初の3~4年くらいは使っていたような気がします。

ベルナルデル

ベルナルデルは日本で最もポピュラーな松脂の一つです。最初に買ったバイオリンにセットで付いてきたという方もいらっしゃると思います。

この松脂は非常にバランスの良い松脂で、適度な引っかかりと音色を両立しています。音量的にはちょっと物足りないかもしれませんが。粒子は細かく使い心地はさらさらしているという印象です。

ミラン・ダーク

黒猫でおなじみのミラン・ダークはベルナルデルと対照的な松脂です。引っかかりが強く、大きな音が出ます。しかし、ピラストロのシュバルツと比較すると、音質にも一定の配慮はあるようで、力強くも品のある音を鳴らすことができます。粒子は大きめですね。

この松脂も使っている人が多いですが、チェリストの人が多い気がします。

ピラストロ・ゴールド

以前、使っていた松脂がこれです。私の場合、音量や力強さはあまり重視していないので、これで十分、ということで使っていました。ビオラと組み合わせて使うことが多いのかな、という印象です。

この松脂に変えた当時は弦もピラストロのゴールドを使っていて、「同じ名前で出すなら相性もええやろ」という理由もあって使い始めました。

実際、音質の方は道具に頼った結果、よくなった気がします。(たぶん気がするだけです。)粒子はほどよい細かさで、引っかかりすぎたりすることもありません。また、楽器に落ちる松脂の量も少ない印象で、少しだけ他の松脂よりも高いですが、使い勝手などの面から、非常に高く評価しています。

ピラストロ・オリーブ

弦をピラストロのオリーブに変更したので、それに合わせて使い始めたのがこちらの松脂です。粒子はやや粗いのかなという印象ですが、弦との相性が非常によく(当たり前か…)鳴りも響きもアップしました。ただ、けっこう粉がヴァイオリン本体に付着するので、拭き取る手間はあります。

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