ヘルベルト・ブロムシュテットとサンフランシスコ交響楽団によるシベリウスの交響曲全集です。日本ではブロムシュテットはNHK交響楽団で定期的に振りに来る指揮者としてよく知られてきます。まぁ、そろそろ歳も歳だし、無理しないで欲しいなぁ、とは思いますが。

さて、ブロムシュテットの指揮の特徴、というか、録音の特長はそれぞれの楽器をきちんと鳴らすという点です。これはけっこう好き嫌いが分かれるのではないかなと思っています。というのは、オーケストラを一つの楽器のように感じたい人にとっては、各パートが独立して聞こえてくるので、統一感に乏しいという印象を抱く可能性があります。オーケストラが一体となって響く方が好みであればカラヤン盤がいいかもしれません。

さて、このブロムシュテット盤の中でおすすめなのは交響曲第5番です。第3楽章が好きですね。ホルンがひたすら同じモチーフを鳴らす中、他の楽器が音楽を作り出すさまは、感動的ですらあります。この交響曲第5番に関しては、カラヤン盤がかなりノイズが入っていて、聴きづらいので、これだけのために、このCDを買ってもいいのではないかと思います。

もちろん、他の交響曲もよいのですが、日本で人気のある交響曲第2番はカラヤン盤の方が好きですね。(他の指揮者のはきちんと聴いたことがないのですが。)

全体を通して言うと、録音がとにかく良い。60年代に録音されたカラヤン盤と比較すると、まったく別次元です。また、ブロムシュテット自身も若くエネルギッシュです。このようなことから、シベリウスの交響曲全集としては、まずこのCDを買うのがいいと思います。

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