結論から書いてしまうと、新型コロナウイルスの蔓延は後付けの要因に過ぎないということです。私はアメリカ市場がメインの投資先ですので、アメリカ市場の例を挙げます。

これはこの半年ほどの間のS&P500の値動きをスクリーンショットしたものです。昨日の終値は3128ドルでした。この数字は昨年の12月中旬ごろの指数の値とほぼ同じになっています。ご覧いただいてわかるように、この半年間は大きな調整局面もなく、順調に指数が上がっていっています。

指数が上がるということは個別の株価も上がっているものが多いということです。株価が上がると、特に短期筋の投資家は出口、つまり売却を考えるわけですが、これまで特に利益を確定する口実が出てきませんでした。

ところが年明けからの新型コロナウイルスの感染拡大によって、中国を中心とする東アジア圏の景気停滞が懸念されるようになると、徐々に売りが出始め、ここにきて一気に売りが売りを呼ぶ展開になったというわけです。

新型コロナウイルスというと恐ろしく聞こえますが、要するに風邪です。一般的にコロナウイルスは風邪の原因としてはポピュラーなもので、今回出ている死者の多くは高齢者です。風邪をこじらせて肺炎になると高齢者は簡単に亡くなります。ですが、ほとんどの人は感染したところで即、死に直面するわけではありません。インフルエンザの方がよっぽど致死率が高いものです。

では、なぜどこの国も躍起になってこの病原菌を撲滅しようとするのでしょうか。私には理解できませんが、少なくとも多くの投資家はこれを機に株を売ることにしたようです。

となると困るのは日本市場です。日本市場の買い手は基本的に外国人投資家です。(売り手は日本の個人投資家ですが…)この投資家が資金を抜くとどうなるのかは、最近の日経平均株価の下落によく表されています。ちょっとした恐慌状態ですね。こういう市況にめっぽう弱いのが日本市場ということは覚えておいた方がいいでしょう。

で、今後この株価がどうなるかですが、これは正直神のみぞ知る世界になってしまいますが、日経平均株価は今後下落に転ずる可能性が高いと思われます。というのは、2020年夏のオリンピックに向けて、建設業界に大量の資金が入り、箱物は大量に生産されました。競技場、選手村のマンション群、各種インフラ…これらはオリンピック終了後、巨大な遺物として残ることは初めからわかっていたことです。加えて現在は2012年に始まるアベノミクス景気のピークアウトを迎えた段階にあります。つまり、景気後退期に入る、もしくはすでに入っている段階と言えるでしょう。今後の日本景気にはあまり期待していません。

一方で私の主戦場のアメリカ市場はどうでしょうか。

アメリカ市場は2009年のリーマンショックを経験した後、その頸木から脱出して値上がりを続けています。

これはS&P500の推移ですが、ご覧いただいてわかるように、ちょうど11年前の今日、735ドルでしたが、現在では3000ドルを超える株価となっています。

アメリカ市場は、時に10年ほどの低迷期を経験してもほぼ確実に復活する傾向があります。ですので、中短期的に損失が出ていても10年単位で見れば、利益が乗る可能性が高いといえます。

ということで、今のところ、手元にあるキャッシュは可能な限りドル転しておいて、米国株を買い漁っている状況です。

結論

日本市場はこれを機に転落していく可能性があります。元々、オリンピック終了後に景気後退期がやってくるという見方が多く出ていましたが、新型コロナウイルスがそれを前倒しした可能性があります。

一方、アメリカ市場は、上下動はあるものの、長期的なスパンで捉えれば今後も利益をもたらしてくれるものと考えています。

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